Educational Dancer Micky's Opinion 学校教育の体育授業ダンスダンス! - 学校体育に根ざしたダンサーミッキーの!学校ダンス教育を盛り上げたい!
私の思う学校ダンス教育の現状・課題・今後
 
 
 
 
 
学校体育で「現代的なリズムダンス」という領域が加えられたのは平成10年だったと思います。
 
それから約10年が経ちますが、学校現場での選択ダンス授業の方向性は変化をとげているでしょうか。私には疑問が残ります。 それだけ、体育教員・体育授業とリズムダンスやヒップホップダンスという領域には壁があると思うのです。授業においてはそこまでの必要性もないと捉えられているのではないでしょうか。
 
最近の子供たち、または親御さん、教育界の方々が捉える「ストリートダンス」は「教育的なもの」ではないと言えるように思います。
 
 
 
ヒップホップダンスや一般的なダンサーがどのように捉えられているかを予想してみますと、若い世代の人々には服装であったり髪形髪色も含めてダンサーは「格好いい」と思ってもらえるかもしれない。
実際に、少しルーズで特異な格好であったり、特異な髪型髪色で踊ることにより、そこにアートが生まれると私は考えます。ダンサーらしい見た目であるアーティスティックなものや、またはルーズで「悪そう」な風貌・格好が、ダンスに迫力や力を与え、踊り手をより輝かせます。EXILEさんなどはもちろん「格好いい」ですが、その良い例のように感じます。
ただ、「悪そう」なことから、俗に言う「不良」に関連付けられたり、クラブ遊び等夜の世界に繋がり易いと思われている気がしてなりません。
 
この「イメージ」こそが教育的観点からすると全く相容れないものとなります。若い人々のダンス世界への憧れは学校現場には必要のないものですし、生活指導面ではとても厄介なものでもあります。格好に関しては学校ではそうはさせなければいいだけの話ですが、私生活まではなかなか手が回りませんから・・・。
 
 
しかしながら、ここで少し補足をしておくと、今のクラブは18歳以上である身分証がなければ入場することが出来ません。必ず身分証を入場の際に提示させられます。つまり夜の世界への敷居は生徒たちにはどうしても越えられないものであるので、この点は安心して頂きたいです。
 
 
また、クラブも芸能では様々ニュースが飛び交っていますが、純粋に健全に音楽や踊りを楽しんでいる方が殆どでもあるのも事実です。
 
 
 
 
 
さて、体育教員でリズムダンスを習得している人間はどれだけいるでしょうか・・・。
 
もちろん、体育教員は自身の専門外も教えなければなりません。ですので一通り教授出来るよう大学などで各スポーツの単位も取得するようになっています。だいたいはその中にもダンスは含まれています。私も苦手スポーツもありました・・・。 
 
 
ダンスは基本的には競技スポーツではないためルールがありません。 表現分野なため感覚の世界になります。サッカーのようにゴールにボールを入れれば1点!や、柔道のように1本取れば勝利!などがありません。オフサイドもなければ、デッドボールもなく、場外もありません。つまり、明確な「勝負への配慮」がなされていないわけです。逆に言えばそこが魅力でもあります・・・。 もちろん、コンテストもありますが、そこの話は今は置いておきましょう。
 
 
 
このようなダンスという文化、ジャンルを教える場面になったら・・・、先生方どうなさるでしょうか。
 
特に男性の先生。そして男子生徒へ教える場合。 なかなかに難しいのが現状と思われます。なぜなら、男性の体育先生はおそらくあまりダンス自体をしたことがないと考えるからです。まして男子生徒へとなると、男子生徒は踊りたがらない生徒が多いのでかなり悪戦苦闘すると思います。多感な時期の男子は恥ずかしさのほうが先行し、女子のようにスムーズにダンスに入り込めないためです。女子生徒でももちろんダンスが入りにくい生徒はいますが、選択授業の選択枝は武道かダンスだったため、女子は必然的にダンス、男子は必然的に柔道もしくは剣道となるのが通例だと思います。
 
そして最終的な授業の方向性は、ダンスに興味のある生徒が誰かのアーティストさんのプロモーションビデオ等をコピーしてきたのをみんなに教える、それを先生方は監督している・・・。そうなって当然だと思います。
 
 
 
 
 
しかし、この度2012年度から中学校体育ではダンスが必修となります。全体育過程を履修することとなりました。すでに試験的に始まっている学校もあります。
 
男子も女子も武道とダンスを行うことになったのです。
 
様々な批判も飛び交っていますが、一番困惑しているのは現場の先生方です。
 
多少のダンス講習会も様々な自治体で始まってきました。しかしながら、数回の講習会で習得出来るほど、ダンスもほかのスポーツも簡単ではありません。 ただでさえ時間の少ない先生方にさらなる負担が様々な問題としてのしかかってきます。
 
 
 
現時点でメディアなどで確認出来る文部科学省の対策は、「武道」においての武道館の設置や指導者の育成・地域指導者の方々との連携の方向性であって、ダンスにはあまり触れていないように感じられます。
 
 
前述の授業進行が必ずしもいけないと申し上げているのではありません。しかしながら、よりよくアドバイスや、よりよく授業を進行させるための「何か」が必要と私は思います。
 
おそらくは上記のようなことはすでに協議されていて、対策は講じられつつあるのかもしれませんが・・・。
 
 
教育学部でのダンス履修へより力を入れることや、定期的なダンス講習会を短いスパンで継続的に行うこと、よりよいダンス教授方法の確立・授業進行方法の紹介、ダンス専門の先生招致など、待っている先生方も多いと思います。
 
 
そこで、サポートさせていただきたいと考えるのが、「educational dancer」としてのダンスへの関わり方です。エデュケーショナル ダンサー」としてのダンスへの関わりとなります。
 
 
私は自分で言うのもなんですが、数々の学校現場のダンス特別授業を行なって参りました。生徒に解かり易くダンスを分解して教え、踊ることの楽しさを教えてきました。はじめはやる気のない生徒もいたが、踊ることの楽しさ、体を音楽に合わせて揺らすことからはじめさせます。そうこうしているうちに、はじめは曇っていた表情がみるみる変化していくのがわかります。このような経験を何度もしてきています。
 
 
 
なぜそのような現場に私を招いて下さったか、それは私自身が体育の常勤講師をしていた経緯や、小・中・高の体育教員免許を持っていることによるでしょう。教員免許を持っていて、かつ一線で動いているダンサーを他に知りません。私は大学の体育授業でもダンス特別講師を行なってもいます。
 
多少なりとも教育界に携わらせて頂いてる私に信頼をよせて頂き、お誘いをしてくださった先生方に感謝するとともに、私が出来ることを下記のような形で、教育界にご恩として返していきたいと考えています。
 
今後の展開としては、今まで以上に各界に下記内容を提案していきたいです。
 
1. ここは現状も同様ですが、幼稚園や小・中・高の学校現場に赴きダンス講師として体育授業や部活動・ダンスサークル活動等を指導する講師
 
2. 既存体育教員が近い将来、ダンスを監督・教授が出来るようになるためのダンス
レクチャー・レクチャービデオ等のマニュアル開拓
 
3. 大学にて体育教員になろうとしている学生たちへのダンスレクチャー・履修促し
 
4. 各学校や大学などの教室やレクリエーション室、各地域コミュニティーセンター・体育館・運動施設等での希望者へのダンスレクチャー・レッスン    など
 
 
ダンススタジオで若者ばかりやダンスをストイックに学ぶ人々に対してだけではなく、老若男女、その人それぞれにあったダンスを踊ったり、踊ることの楽しさに注目したレッスンをどうか受けていただきたいです。各年代・意気込みにあわせたダンスプログラムでダンスを共有したいと考えています。
 
 
educational dancer」が学校や各地域センターでレッスンをするということで、親御さんに安心して頂きたいですし、ダンステクニックばかりを追うものではない、教育的観点を盛り込んだダンスレクチャーには様々な人々がダンスに対する価値観を変えるのではないでしょうか。
 
 
 
中央教育審議会ではすでに記載したとおり、ダンス必修は決定事項となりました。今、ダンスを総合的にクリーンなものとして伝えるために、「educational dancer」が必要と考えております。エデュケーショナル ダンサー」が必要と考えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                                        2009.10現在
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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